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2026年2月26日

情シスアウトソーシング 比較!タイプ別の選び方や費用、サービスを解説【15選】

情シスアウトソーシング 比較!タイプ別の選び方や費用、サービスを解説【15選】

社内のIT環境を支える情報システム部門は、企業の成長に欠かせない重要な役割を担っています。しかし、慢性的な人手不足や業務の属人化に悩む企業は少なくありません。そこで注目されているのが外部委託です。本記事では、自社に最適なパートナーを見つけるために重要な情シスアウトソーシング 比較のポイントを徹底解説します。

委託先の選定に失敗しないための基準や、費用相場、導入メリットについても詳しく触れています。業務効率化とセキュリティ強化を両立させ、コア業務へ集中できる環境を整えるために、ぜひ参考にしてください。

情シスアウトソーシングの選び方と4つの比較ポイント

情シスアウトソーシングのサービスは多岐にわたり、提供企業によって得意とする領域が異なります。自社の課題を解決できる最適な委託先を選ぶためには、漠然と探すのではなく明確な基準を持つことが重要です。

ここでは、失敗しないための情シスアウトソーシング 比較における4つの主要な選定ポイントを解説します。業務範囲の特定からセキュリティ、コスト面まで、契約前に確認すべき事項を整理しました。これらを基準にすることで、ミスマッチを防ぎ、効果的なアウトソーシングを実現できます。

1. 対応業務の範囲:ヘルプデスクか運用保守か

情シス業務と一口に言っても、その内容は多岐にわたります。まずは自社がアウトソーシングしたい業務が「問い合わせ対応などのヘルプデスク業務」なのか、それとも「サーバー監視やネットワーク管理などの運用保守業務」なのかを明確にする必要があります。

多くのサービスではこれらを組み合わせて依頼できますが、ベンダーによっては得意分野が偏っている場合もあります。自社の情シス担当者がコア業務に集中できるよう、ノンコア業務をどこまで切り出せるかを確認しましょう。

運用保守とインフラ管理の重要性

サーバーやネットワークの運用保守は、専門的な知識と経験が求められる領域です。社内に専任のエンジニアがいない場合や、1人情シス状態で負担が大きい場合は、インフラ管理に強いアウトソーシング先を選ぶことが重要です。

障害対応や定期メンテナンス、バックアップ管理などを任せることで、システムダウンのリスクを軽減できます。比較検討の際は、24時間365日の監視体制があるか、緊急時の対応フローが確立されているかといった点を確認してください。

ヘルプデスクとユーザーサポートの質

社員からの「PCが動かない」「メールが送れない」といった日常的な問い合わせ対応は、情シス担当者の時間を大きく奪います。こうしたヘルプデスク業務を委託する場合、対応品質が従業員の満足度に直結します。

チャットツールや電話、メールなど、対応可能なチャネルの種類や、対応時間の幅(早朝・深夜対応など)を確認しましょう。また、FAQの作成やマニュアル整備まで行ってくれるサービスであれば、将来的な問い合わせ件数の削減も期待できます。

2. 対応形態:常駐・訪問・リモートの比較

アウトソーシングの対応形態には、大きく分けて「常駐型」「訪問型」「リモート型」の3つがあります。それぞれコストや対応スピード、コミュニケーションの取りやすさが異なるため、自社の働き方や予算に合わせて選ぶ必要があります。

情シスアウトソーシング 比較においては、この対応形態が費用対効果を左右する大きな要因となります。自社のセキュリティポリシーや、物理的な機器対応の頻度を考慮して最適な形態を選定してください。

常駐型(オンサイト)のメリットと特徴

常駐型は、エンジニアが自社オフィスに駐在して業務を行う形態です。社内担当者と同じ空間にいるため、緊急時のトラブル対応や細かい要望の伝達がスムーズに行えるのが最大のメリットです。

特に、物理的な機器トラブルが多い環境や、対面でのサポートを重視する企業に適しています。ただし、エンジニアを専有するため、他の形態に比べてコストは高くなる傾向があります。大規模なシステム改修時や、セキュリティが厳しくリモート接続ができない場合に有効な選択肢です。

訪問型・定期巡回型の柔軟性

訪問型は、週に数回や月に数回など、決められたスケジュールでエンジニアが来社する形態です。常駐型ほどのコストをかけずに、定期的なメンテナンスや対面での相談時間を確保できます。

「普段はリモートで問題ないが、月に一度は機器の点検をしてほしい」といったニーズに応えられます。中小企業や、フルタイムのエンジニアを雇うほどの業務量はないものの、定期的なプロの目が欲しい場合に最適です。契約内容によって訪問頻度を調整できる柔軟性も魅力です。

リモート型(オフサイト)のコストメリット

リモート型は、電話、メール、チャット、リモートデスクトップツールなどを用いて遠隔でサポートを行う形態です。エンジニアが移動する必要がないため、最も低コストで導入できるケースが多いのが特徴です。

クラウドサービスの普及により、多くの情シス業務がリモートで完結できるようになりました。物理的な故障対応を除けば、迅速なレスポンスが期待できます。コストを抑えつつ専門家のサポートを受けたい企業や、テレワークが進んでいる企業との相性が良い形態です。

3. セキュリティ体制と信頼性の確認

社内の重要データやシステムへのアクセス権を外部に委ねるため、委託先のセキュリティ体制は極めて重要です。情報漏洩リスクを最小限に抑えるため、信頼できるパートナーを選ぶ必要があります。

情シスアウトソーシング 比較時には、企業の規模や知名度だけでなく、客観的な基準でセキュリティレベルを判断することが求められます。契約前に秘密保持契約(NDA)の締結はもちろん、運用ルールの詳細を確認しましょう。

認証取得状況とデータ管理基準

委託先がISMS(ISO27001)やプライバシーマーク(Pマーク)などの第三者認証を取得しているかは、重要な判断材料になります。これらの認証は、情報セキュリティ管理の仕組みが一定の基準を満たしていることの証明となります。

また、データの保管場所やアクセスログの管理方法、担当エンジニアの教育体制についても確認が必要です。万が一の事故が発生した場合の責任分界点が明確になっているかどうかも、契約書やSLA(サービスレベル合意書)でチェックすべきポイントです。

4. 費用対効果とコスト削減の観点

アウトソーシング導入の大きな目的の一つにコスト削減がありますが、単に見積もりの安さだけで選ぶのは危険です。サービスの質が低ければ、社内対応の手間が増え、結果的にコスト増になる可能性もあります。

「その費用でどこまでやってくれるのか」という範囲を明確にし、採用コストや教育コスト、退職リスクなどの隠れたコストを含めたトータルコストで比較検討することが大切です。

料金体系の種類と予算感の把握

料金体系には主に「月額固定型」と「従量課金型(チケット制など)」があります。月額固定型は予算管理がしやすく、日常的な運用保守に向いています。一方、従量課金型は、問い合わせ件数や対応時間に応じて費用が発生するため、業務量が変動しやすい場合に適しています。

自社の業務量を把握し、無駄のないプランを選ぶことが重要です。初期費用やオプション料金の有無も確認し、長期的な視点で費用対効果をシミュレーションしてみましょう。安価なプランでは対応範囲が限定的であることも多いため注意が必要です。

タイプ別おすすめ情シスアウトソーシングサービス比較

ここからは、数あるサービスをタイプ別に分類して解説します。すべての要望を満たす万能なサービスを探すよりも、自社の課題に特化した強みを持つサービスを選ぶ方が成功率は高まります。

情シスアウトソーシング 比較を行う際は、各サービスが「総合支援型」なのか、「ヘルプデスク特化型」なのか、あるいは「セキュリティ特化型」なのかを見極めることが大切です。それぞれの特徴を理解し、自社に最適なタイプを見つけましょう。

幅広い業務対応・システム運用に強いサービス

システムの企画・構築から日々の運用保守、ヘルプデスクまで、情シス業務全般をトータルでサポートするタイプです。大手SIerや総合アウトソーサーが提供していることが多く、豊富なリソースと実績が強みです。

社内に情シス部門がない場合や、既存の情シス担当者が戦略的な業務に集中したい場合に適しています。窓口を一本化できるため、ベンダー管理の手間も大幅に削減できます。

システム構築から保守までトータルサポート

このタイプの最大の魅力は、ワンストップでの対応力です。新規システムの導入やクラウド移行、ネットワーク再構築といったプロジェクトベースの業務から、アカウント管理やPCキッティングなどの定常業務まで幅広く依頼できます。

複数のベンダーと契約する必要がないため、責任の所在が明確になり、連携ミスによるトラブルも防げます。将来的な事業拡大に合わせて、柔軟にサポート範囲を拡張できる点も大きなメリットです。大規模な組織や、ITインフラ全体の見直しを検討している企業に最適です。

このタイプが向いている企業の特徴

トータルサポート型が向いているのは、社内のITリソースが枯渇している企業や、DX推進のためにコア業務へのシフトを急務としている企業です。また、特定の技術領域だけでなく、IT全般に関する相談役(CIO的な役割)を求めている場合にも適しています。

費用は比較的高めになる傾向がありますが、採用難易度の高いハイスキルなエンジニアの知見を活用できるため、コストパフォーマンスは決して悪くありません。安定した運用基盤を築きたい企業におすすめの選択肢です。

ヘルプデスク・問い合わせ対応に特化したサービス

従業員からのITに関する質問やトラブル対応、PCのセットアップなどに特化したサービスです。コールセンター運営のノウハウを持つ企業や、BPOベンダーが提供しているケースが多く見られます。

情シス担当者が「パスワードを忘れた」「プリンターが繋がらない」といった初歩的な問い合わせに忙殺されている場合に効果を発揮します。ユーザーサポートのプロが対応するため、従業員の満足度向上も期待できます。

ユーザーサポートの品質と迅速対応

ヘルプデスク特化型サービスは、対応スピードと丁寧さを重視しています。電話がつながりやすい、チャットですぐに返答が来るといった利便性は、業務停止時間を短縮し、全社の生産性向上に寄与します。

また、蓄積された問い合わせデータを分析し、「よくある質問」の傾向をレポートしてくれるサービスもあります。これにより、根本的なシステム改善や社内教育の強化につなげることが可能です。接遇マナーの教育を受けたオペレーターが対応することも多く、情シス部門の「顔」としての役割も果たします。

キッティングや資産管理の代行メリット

問い合わせ対応だけでなく、入社・退社に伴うPCのキッティング(初期設定)や、IT資産管理台帳の更新などを代行してくれるサービスも増えています。これらの作業は繁閑の差が激しく、社内リソースの調整が難しい業務です。

外部に委託することで、大量のPC入替え時などもスムーズに対応できます。在庫管理や廃棄処理まで一括で任せられるプランもあり、物理的なデバイス管理の負担を大幅に軽減できます。リモートワーク環境下での配送手配なども含めて依頼できるか確認すると良いでしょう。

比較項目総合支援・トータルサポート型ヘルプデスク特化型
主な対応範囲企画、構築、運用保守、ヘルプデスク全般ユーザーサポート、キッティング、アカウント管理
強み技術力、ワンストップ対応、コンサルティング能力対応スピード、接遇品質、定型業務の効率化
費用感中〜高(月額固定が多い)低〜中(従量課金やチケット制もあり)
おすすめの企業情シス不在、DX推進企業、全体最適を図りたい企業問い合わせ対応に追われている企業、多店舗展開企業

情シス業務をアウトソーシングするメリット・デメリット

情シスアウトソーシングを比較検討する際は、得られる効果だけでなく、潜在的なリスクについても十分に理解しておく必要があります。外部の専門家を活用することで劇的な業務改善が見込める一方で、運用方法を誤ると新たな課題が発生する可能性もあるからです。

ここでは、導入によって得られる具体的なメリットと、事前に把握しておくべきデメリットについて解説します。これらを天秤にかけ、自社にとって最適な選択かどうかを見極めるための判断材料としてください。

コア業務への集中とコスト適正化

アウトソーシングの最大の利点は、限られた社内リソースを有効活用できる点にあります。特に、日々の問い合わせ対応や障害対応といった「守りのIT業務」を外部に任せることで、社内の情シス担当者は本来注力すべき「攻めのIT業務」に専念できるようになります。

また、コスト面においても、固定費の変動費化や採用コストの削減など、経営的なメリットが期待できます。専門性の高い人材を自社で確保・維持する難しさを解消し、組織全体の生産性を向上させるための重要な施策となります。

戦略的IT業務へのリソースシフト

情シス部門は本来、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や基幹システムの刷新など、企業の成長に直結する戦略的な業務を担うべきです。しかし、実際にはPCのトラブル対応やアカウント管理などのノンコア業務に時間を奪われているケースが少なくありません。

情シスアウトソーシングを活用してこれらの定型業務を切り出すことで、担当者は経営戦略に基づくIT企画や、業務プロセス改善のためのシステム導入などに時間を割けるようになります。結果として、IT投資の効果を最大化し、企業の競争力を高めることにつながります。

採用・教育コストの削減と平準化

IT人材の不足は深刻化しており、優秀なエンジニアを採用するには多大なコストと時間がかかります。また、苦労して採用しても、早期離職やスキルアップのための教育コストが継続的に発生するという課題もあります。

アウトソーシングを利用すれば、こうした採用や教育にかかるコストを削減できます。ベンダー側で教育されたプロフェッショナルが業務を行うため、自社で育成する手間がかかりません。さらに、退職による担当者不在のリスクもなくなり、常に安定したサービスレベルを維持できる点も大きなメリットです。

セキュリティリスクと属人化の懸念

外部委託を行う以上、セキュリティや業務のブラックボックス化に関する懸念は避けて通れません。社内の重要データを外部企業が扱うことになるため、情報漏洩のリスク管理は必須です。また、業務を丸投げしてしまうと、社内にノウハウが蓄積されず、ベンダーへの依存度が高まってしまう問題もあります。

これらのデメリットは、適切な契約内容や運用ルールを定めることで最小限に抑えることが可能です。情シスアウトソーシング 比較の段階で、各社のリスク対策や透明性の確保について確認しておくことが重要です。

外部委託に伴う情報漏洩リスク

社内システムへのアクセス権限を外部業者に付与するため、不正アクセスやデータ持ち出しのリスクを考慮する必要があります。特に、個人情報や機密情報を扱う業務を委託する場合は、厳格なセキュリティ対策が求められます。

対策としては、ISMSなどのセキュリティ認証を取得している信頼できるベンダーを選ぶことが基本です。その上で、アクセスログの定期的な監査や、データの持ち出し制限、接続端末のセキュリティ管理など、物理的・技術的な安全対策が講じられているかを詳細に確認しましょう。契約時には、秘密保持契約(NDA)の内容を精査することも不可欠です。

社内ノウハウの空洞化と対策

業務をすべて外部に任せきりにしてしまうと、社内でシステムの内容や運用手順を把握している人間がいなくなる「空洞化」が起こります。これにより、ベンダーとの契約終了時に業務を引き継げなくなったり、緊急時に社内で判断ができなくなったりするリスクがあります。

この問題を防ぐためには、定例会での業務報告を義務付け、マニュアルや手順書を常に最新の状態で共有してもらうことが重要です。また、完全に丸投げするのではなく、社内に管理者を置き、ベンダーと連携しながらコントロールできる体制を整えておくことが、持続可能な運用の鍵となります。

導入までの流れと料金相場

実際に情シスアウトソーシングを導入するには、現状の業務分析から始まり、ベンダー選定、契約、引き継ぎといったステップを踏む必要があります。計画的に進めなければ、期待した効果が得られないだけでなく、現場の混乱を招く恐れもあります。

ここでは、スムーズな導入を実現するための標準的なフローと、比較検討時に気になる料金相場について解説します。予算感や契約形態の違いを理解し、自社の状況に合った最適なプランを選定するための参考にしてください。

依頼業務の切り出しと要件定義

導入を成功させるための最初のステップは、「何をどこまで任せるか」を明確にすることです。社内の情シス業務を棚卸しし、外部に出せる業務(ノンコア業務)と社内に残すべき業務(コア業務)を切り分ける作業が必要です。

この要件定義が曖昧なまま進めてしまうと、見積もりの精度が下がるだけでなく、契約後の追加費用発生や、「やってくれると思っていたのに対応外だった」というトラブルの原因になります。情シスアウトソーシング 比較を効果的に行うためにも、まずは自社の要望を具体化しましょう。

現状分析とRFP(提案依頼書)の作成

まずは、現在の業務量や発生しているトラブルの種類、使用しているシステム環境などを可視化します。「月に何件の問い合わせがあるか」「対応にどのくらいの時間がかかっているか」といった定量的なデータがあると、ベンダー側も適切な提案がしやすくなります。

これらの情報を基に、依頼したい内容をまとめたRFP(提案依頼書)を作成します。RFPには、解決したい課題、委託したい業務範囲、求めるサービスレベル(SLA)、予算規模などを記載します。これを複数のベンダーに提示することで、同じ条件での比較が可能になり、選定の精度が格段に向上します。

ベンダー選定と比較のポイント

RFPに対する提案書や見積もりが集まったら、いよいよベンダー選定に入ります。比較の際は、単に費用の安さだけでなく、提案内容が自社の課題解決に直結しているかを重視してください。

特に確認すべきは、類似業種や同規模企業での実績、担当エンジニアのスキルレベル、緊急時のサポート体制です。また、担当者とのコミュニケーションの円滑さも重要な要素です。長く付き合うパートナーとなるため、企業文化との相性や、柔軟な対応が可能かどうかも面談を通じて見極めるようにしましょう。

料金体系と一般的な相場感

情シスアウトソーシングの費用は、委託する業務の範囲、対応時間、エンジニアのスキルレベル、契約形態によって大きく変動します。相場を把握しておくことは、適正価格での契約や予算取りにおいて非常に重要です。

ここでは、主な料金体系である「月額固定型」と「従量課金型」の特徴と、それぞれの費用の目安について解説します。自社の業務量や予算に合わせて、最もコストパフォーマンスの高いプランを選ぶための指針としてください。

月額固定型と従量課金型の違い

月額固定型は、毎月決まった金額を支払うことで、契約範囲内の業務を無制限(あるいは一定の上限まで)依頼できるモデルです。毎月の支出が一定になるため予算管理がしやすく、問い合わせ件数が多い場合や、常時監視が必要な運用保守業務に向いています。

一方、従量課金型は、問い合わせ1件あたり、あるいは作業1時間あたりの単価が設定されており、利用した分だけ費用が発生するモデルです。業務量が少ない月はコストを抑えられるため、問い合わせ頻度が低い企業や、スポットでの対応を希望する場合に適しています。チケット制を採用しているサービスもこの一種です。

従業員数別・業務範囲別の費用目安

一般的な相場として、従業員数50名〜100名程度の中小企業でヘルプデスク業務のみを委託する場合、月額10万円〜30万円程度が目安となります。これにサーバー監視や定期訪問などの運用保守が加わると、月額30万円〜60万円程度になることが多いでしょう。

常駐型の場合は、エンジニア1名につき月額60万円〜100万円以上かかるのが一般的です。エンジニアのスキルレベルによっても単価は変わります。安すぎる見積もりには、対応範囲が極端に狭い、対応品質が低いといったリスクも潜んでいるため注意が必要です。情シスアウトソーシング 比較の際は、金額に含まれるサービス内容を細部まで確認しましょう。

【タイプ別】情シスアウトソーシングおすすめサービス比較15選

ここからは、実績豊富で評判の高い情シスアウトソーシングサービスを15社厳選し、タイプ別にご紹介します。前述した「運用保守」「ヘルプデスク」「特定領域」といった得意分野ごとに分類していますので、自社の課題に最もマッチするカテゴリーから検討を進めてみてください。

それぞれのサービスには独自の強みや料金体系があります。単純な価格比較だけでなく、「自社の文化に合うか」「将来的な拡張性はあるか」といった視点も含めてチェックすることをおすすめします。

幅広い業務を丸ごと依頼「総合支援・トータルサポート型」

システムの企画・構築から日々の運用保守、問い合わせ対応まで、情シス業務を包括的に支援してくれるサービス群です。社内に専任担当者がいない場合や、IT戦略全体を任せたい場合に適しています。安定した品質と豊富なリソースが魅力です。

シェアード社員(ユナイトアンドグロウ株式会社)

「シェアード社員」は、その名の通り経験豊富なエンジニアを複数の企業でシェアする独自のアウトソーシングサービスです。一般的な派遣契約とは異なり、週1回や週2回といった柔軟な頻度で訪問対応を行うのが特徴です。

単なる作業代行にとどまらず、ITコンサルタントとして経営課題に基づいた提案を行ってくれる点が強みです。中堅・中小企業の「ひとり情シス」支援実績が豊富で、企業の成長フェーズに合わせてサポート内容を調整できる柔軟性があります。会員制ならではのナレッジ共有基盤も魅力の一つです。

情シスSAMURAI(クロス・ヘッド株式会社)

クロス・ヘッドが提供する「情シスSAMURAI」は、情シス業務のブラックボックス化解消に定評があるサービスです。最短2週間というスピード感で業務引き継ぎが可能で、属人化していた業務を標準化・マニュアル化することを得意としています。

常駐型、訪問型、リモート型を組み合わせたハイブリッドな対応が可能で、予算や要望に応じて最適なプランを提案してくれます。日々の運用業務だけでなく、セキュリティ対策やクラウド移行などのプロジェクト支援まで幅広く対応しており、頼れるパートナーとして長期的な契約を結ぶ企業が多いのが特徴です。

ReSM plus(株式会社DTS)

金融や通信などのミッションクリティカルなシステム運用で実績を持つDTSグループが提供するサービスです。24時間365日の監視体制を持つ運用センターを活用し、高品質なシステム運用保守を提供しています。

「ReSM plus(リズムプラス)」は特に中小・中堅企業向けに最適化されており、必要なメニューをカタログから選ぶような感覚で導入できます。運用監視の自動化や効率化に強みを持ち、コストを抑えながらも大手企業並みの安定したインフラ運用を実現したい企業におすすめです。

情シスフォース(DeepApex株式会社)

情シス業務の「実行」だけでなく「改善」にコミットするサービスです。プロフェッショナルなエンジニアチームが、チャットツールなどを活用してリアルタイムに課題解決をサポートします。

特にSaaS管理やアカウント管理の効率化、セキュリティガバナンスの構築といった現代的なIT課題への対応力が高い点が評価されています。単なるヘルプデスク代行ではなく、業務フローの再構築やDX推進の参謀役としての役割を期待する場合に適しています。

ION(株式会社コンピュータマネジメント)

「ION(アイオン)」は、40年以上のシステム開発・運用実績を持つコンピュータマネジメントが提供するサービスです。常駐型とリモート型を柔軟に組み合わせ、企業のニーズに合わせたオーダーメイドの支援体制を構築します。

インフラ構築からシステム開発、保守運用までワンストップで対応できる技術力の高さが魅力です。特定のベンダー製品に縛られない中立的な立場で、最適なソリューションを選定・導入してくれるため、ベンダーフリーな環境を望む企業にとって心強い存在となります。

まるごと情シスBPO(キューアンドエー株式会社)

コールセンター運営やテクニカルサポートで国内トップクラスの実績を持つキューアンドエーが提供するBPOサービスです。ユーザーサポートのプロフェッショナルによる高品質なヘルプデスク対応が最大の特徴です。

従業員からの問い合わせ対応だけでなく、PCのキッティングやIT資産管理、セキュリティ対策まで「まるごと」委託可能です。接客品質にこだわりたい企業や、数千名規模の大規模な組織の一次受け窓口として活用したい場合に、そのノウハウがいかんなく発揮されます。

コストを抑えて効率化「ヘルプデスク・小規模特化型」

主にPCトラブルの対応やアカウント管理など、定型的な業務を安価に委託できるサービス群です。コストパフォーマンスを重視する企業や、社員数名〜数十名の小規模オフィス、または特定の業務だけを切り出したい場合に最適です。

情シス代行パック(エイネット株式会社)

中小企業向けに特化したパッケージ型のサービスで、月額固定のリーズナブルな料金体系が魅力です。「ベーシック」「スタンダード」など明確なプランが用意されており、予算計画が立てやすい点が支持されています。

PCトラブル対応からネットワーク管理、セキュリティ対策まで、中小企業に必要なIT支援メニューがひと通り網羅されています。専任の情シス担当者を雇用する余裕はないが、プロのサポートが必要という企業にとって、非常に導入しやすいサービス設計となっています。

トータルITヘルパー(リップル株式会社)

「トータルITヘルパー」は、100万件以上の対応実績を持つ情シス代行サービスです。PC1台あたりの単価設定や、問い合わせ件数に応じたプランなど、無駄のない料金体系が特徴です。

リモートサポートツールの活用により、トラブル発生時の解決スピードが速く、平均30分以内の解決を目指しています。また、全国各地への訪問対応も可能で、支店や営業所が点在する企業でも均質なサポートを受けられます。キッティング作業の代行も得意としています。

フレクシーサポート(フレックシステムズ株式会社)

月額1万円からという業界最安値水準のスタート価格が話題のサービスです。チケット制などを活用し、必要な時に必要な分だけプロのサポートを受けることができます。

小規模なオフィスやスタートアップ企業など、IT予算が限られている環境でも導入しやすいのが最大のメリットです。安価ながらも、経験豊富なエンジニアが対応にあたるため、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。スポット的なトラブル対応の相談先としても重宝します。

IT顧問 情シス君(株式会社デジタルハック)

「IT顧問」という名称の通り、中小企業のIT相談役として伴走してくれるサービスです。実務代行はもちろん、ITツールの選定や導入支援、セキュリティポリシーの策定など、CIO(最高情報責任者)的な役割も担います。

チャットツールでの気軽な相談からスタートでき、経営者や総務担当者が抱える「ITのことがよく分からない」という悩みに寄り添います。大掛かりなアウトソーシングではなく、身近なアドバイザーを求めている企業に最適です。

情シスサポートサービス(アイチーム株式会社)

アイチームの「情シスサポートサービス」は、定期訪問とリモート対応を組み合わせた柔軟な支援スタイルが特徴です。顧客ごとに専任の担当者が付き、顔の見える関係でサポートを行うため、安心感があります。

社内ネットワークの配線整理やサーバーのメンテナンスなど、物理的な作業が必要な場面でもフットワーク軽く対応してくれます。長年の実績に基づいた安定感があり、地域密着型のきめ細やかなサービスを求める企業に選ばれています。

特定の課題に強い「クラウド・エンジニアリソース型」

クラウドサービスの管理やシステム開発力の提供など、特定の領域に特化した強みを持つサービス群です。DX推進やSaaS活用を加速させたい企業や、技術的なリソース不足を解消したい場合に適しています。

シスクル(DXER株式会社)

「シスクル」は、クラウドネイティブな環境構築やSaaS管理に特化した情シスアウトソーシングサービスです。SlackやMicrosoft Teamsなどのチャットツールと連携し、スピーディーなコミュニケーションを実現します。

急増するSaaSのアカウント管理やAPI連携、セキュリティ設定などを専門的な知見でサポートしてくれます。従来のオンプレミス型システムの保守というよりは、これから組織を拡大していくスタートアップや、IT環境をクラウドへ刷新したい企業との相性が抜群です。

クラウドSE(株式会社Gizumo)

「クラウドSE」は、システム開発やインフラ構築ができるエンジニアのリソースをサブスクリプション形式で提供するサービスです。定常的なヘルプデスク業務だけでなく、社内システムの改修や新規ツールの開発といった技術的なタスクを依頼できます。

必要なスキルセットを持ったエンジニアを必要な期間だけ確保できるため、プロジェクトベースでの利用に適しています。採用難易度の高いハイスキルな人材を即座に活用できる点が、開発力を強化したい企業のニーズに応えています。

Kaetec(ジェイズ・テクノロジー株式会社)

「Kaetec(カエテク)」は、情シスの業務をカタログ化し、ECサイトのように必要なサービスを選んで購入できるユニークなコンセプトのサービスです。料金体系が明瞭で、依頼したい業務とコストのバランスを一目で把握できます。

オンサイト対応、リモート対応、キッティング、IT資産管理など、メニューが細分化されており、自社の弱点部分だけをピンポイントで補強することが可能です。無駄なコストを省き、納得感のあるアウトソーシングを実現したい企業におすすめです。

RICOH 情シスおまかせパック(リコージャパン株式会社)

複合機やオフィス機器で知られるリコージャパンが提供するサービスです。全国を網羅するサービス拠点網を活かし、迅速なオンサイト対応が可能です。

PCやサーバーだけでなく、ネットワーク機器や複合機も含めたオフィス全体のITインフラを一元管理できるのが強みです。窓口をリコーに一本化することで、機器ごとの問い合わせの手間を削減できます。物理的なオフィス環境の整備と合わせてITサポートを依頼したい場合に最適です。

情シスアウトソーシングに関するよくある質問(Q&A)

最後に、情シスアウトソーシングの導入を検討する際によく挙がる疑問とその回答をまとめました。契約前の不安解消に役立ててください。

Q1. 従業員数数名の小規模企業でも依頼できますか?

はい、依頼可能です。多くのベンダーが小規模企業向けのプランを用意しています。特に「フレクシーサポート」や「IT顧問 情シス君」のように、月額数万円から利用できるサービスや、PC1台単位で契約できるサービスが適しています。専任の情シス担当者を雇うよりもコストを大幅に抑えられるため、小規模企業こそアウトソーシングのメリットが大きいと言えます。

Q2. 専任担当者はつきますか?それともチーム対応ですか?

サービスによって異なります。「シェアード社員」や「シスクル」のように専任担当制(メイン担当+サブ担当)を採用しているサービスもあれば、コールセンター形式でチーム全体で対応するサービスもあります。

業務の属人化を防ぎたい場合はチーム対応が有利ですが、自社の事情を深く理解してほしい場合は専任担当制がおすすめです。比較検討時に必ず確認すべきポイントです。

Q3. 契約途中でプラン変更や解約は可能ですか?

多くのサービスで契約期間(1年契約や半年契約など)が設けられていますが、プランのアップグレードは随時可能なケースが一般的です。

ただし、解約については「解約予告期間(3ヶ月前など)」が設定されていることが多いため注意が必要です。また、短期間でのスポット利用が可能なサービスと、年間契約が前提のサービスがあるため、自社の利用計画に合わせて選びましょう。

まとめ

情シスアウトソーシングは、社内のIT環境を安定させ、コア業務への集中とコスト適正化を実現するための有効な手段です。自社に最適なパートナーを選ぶには、依頼したい業務範囲や求めるセキュリティレベル、予算を明確にした上で、複数のサービスを慎重に検討することが欠かせません。

特に、常駐型やリモート型といった対応形態の違いや、各社が得意とする領域を理解することが成功の鍵となります。本記事で解説した情シスアウトソーシング 比較のポイントを参考に、自社の課題に最もマッチした委託先を見極めてください。

導入にあたってはメリットだけでなく、情報漏洩やノウハウの空洞化といったリスクへの対策も確認が必要です。適切なサービスを活用し、IT担当者の負担を軽減することで、企業の成長を支える強固なIT基盤を構築しましょう。

この記事を書いた人

齊藤 紗矢香

【氏名】
齊藤 紗矢香(さいとう さやか)

【所属】
サンクスラボキャリア株式会社 BPO・RPOグループ ディレクターチーム

【経歴】
多様な業界の企業に対し11年以上のBPO管理・運営を経験。業務設計から改善、品質・進捗管理まで一貫対応し、立ち上げ案件や体制変更にも柔軟に対応。複数クライアント支援で培った再現性のあるBPO運営を強みとする。

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